オンラインカジノは、インターネットを通じていつでも気軽にカジノを楽しめる大人気のエンターテイメントです。なかなか外に出にくい今の世の中で、ストレスを飛ばすにはもってこいのコンテンツといえます。
そんなオンラインカジノが、初めて誕生したのは1994年です。
世界的にインターネットが普及し始めたのが、1960年頃なので、それから30年の時を経てオンラインカジノは誕生しました。
これがオンラインカジノの始まりであり、ここから現在の大人気のエンターテイメントへと成長していくのです。
この時に、世界で初めてのオンラインカジノのライセンスが発行されました。
世界初のライセンスを発行したのは、カリブ海にあるイギリス連邦加盟国でもあるアンティグア・パーブーダという小さな国です。
アンティグア・パーブーダは世界初のライセンスを発行したということも今でも信頼性の高いライセンス発行国として有名です。
マルタ共和国などと並んで人気の高いライセンス発行国といえます。
政府がライセンスを発行したというのは、当時のオンラインカジノにとって驚きの事態だったのです。
これによって政府公認でオンラインカジノができるようになりました。
これに続くようにさまざまな国でオンラインカジノのライセンスを発行するようになるのです。
そんなオンラインカジノでは、ゲームソフトウェアが必要です。
多くのオンラインカジノで取り扱われているのはマイクロゲーミング社という会社です。マイクロゲーミング社が、世界で初めてオンラインカジノを開発し提供したソフトウェア会社なのです。
マイクロゲーミング社が設立されたのは、オンラインカジノのライセンスが発行された年と同じ1994年になります。
現在でも老舗のソフトウェア会社としてマイクロゲーミング社は、健在です。
ジャックポットシティ、スピンパレスなど多くのオンライカジノ業者にマイクロゲーミング社はサービスを提供しています。
オンラインカジノが誕生してすぐの頃は、当然今のような人気はありませんでした。
インターネットが民間に普及し始めてからそれほど年数が経っていなかったことも原因の一つです。今では1人1台スマホを保有しているのが当たり前の時代です。
しかし、当時はパソコンでしかインターネットを使うことができませんでした。
それに加えてパソコンはとても高価なものであったため、裕福な家庭でないとインターネットを使うことさえ難しかったのです。
また、今では回線が速くサクサクと動きますが、当時は回線が遅かったのです。
そんなこともあり、登場してすぐは人気とまでは言えないコンテンツでした。
その後、技術の発達によってインターネットの普及が徐々に広まっていくと、それに伴ってオンラインカジノの人気も広がってきます。
そんなオンラインカジノが日本でも普及し始めたのが、2000年代前半です。
当時も今も日本ではオンラインカジノの運営はできないため、海外でオンラインカジノは運営されています。
海外のオンラインカジノ業者が徐々に日本語対応していったために日本でもオンラインカジノが普及し始めたのです。
しかし、この頃は日本語対応といっても無理矢理日本語に変換したような表記であったため非常に読みにくく内容がわかりにくいものばかりでした。
面白いゲームはこの頃から誕生していたのですが、めちゃくちゃな日本語のため面白さが半減してしまっている状態でした。
そのため、日本人の中でも英語に堪能な人だけがオンラインカジノを楽しんでいた状況です。
こんな状況が大きく変わったのが2000年代後半です。
この頃にはオンラインカジノ業界の環境が激変して、しっかりとした日本語に対応している業者がどんどんと誕生してきました。
その中でも日本でオンラインカジノが広まった立役者が、インペリアルカジノです
インペリアルカジノは、オンラインカジノの中で最初に日本語対応のサポートを行なったオンラインカジノです。
日本人からはとても信頼されており、今でも人気があります。
インペリアルカジノの影響で、多くのオンラインカジノが日本市場に参入してきました。これによってオンラインカジノ業者間の競争が生まれます。
日本は世界的に見ればお金持ちの国です。
また、国内にカジノがないのでオンラインカジノが普及しやすいことに目を付けた業者がたくさんいました。
海外のオンラインカジノ業者が続々と日本市場参入を果たし、日本で競争が生まれたことで、サービスはどんどんと良くなっていきます。
オンラインカジノの成長は、まだまだ続きます。
日本で普及し始めたオンラインカジノですが、これが爆発的に人気となった要因はモバイル化です。
これまではパソコンを用いてオンラインカジノをプレーしていましたが、モバイル版のサービスが誕生したのです。
モバイル版が誕生したのは2010年頃であり、ここから現在まで右肩上がりの利用者を獲得してきました。モバイル版の功績は、なんといってもいつでもどこでも気軽にカジノを楽しめるようになったことです。
パソコン版では、家でオンラインカジノを楽しむことしかできません。
自宅でカジノができるということ自体、革命的なのですが、モバイル版では場所を選ばずカジノができるようになったのです。当時からノートパソコンはありましたが、今ほど薄型、軽量化が進んでいません。
そのため、パソコンではどこでも気軽にというコンセプトには見合わないコンテンツでした。しかし、モバイル版の登場でオンラインカジノはさらなる進化を遂げたのです。
これによって電車の中や仕事の休憩中でも簡単にカジノを楽しめるようになりました。
仕事が忙しく、仕事が終わった時間だとパチンコ店も公営ギャンブルも終わってしまっているという人でも楽しむことができたため需要があったのです。
今でこそミッドナイト競輪など深夜でも楽しめるギャンブルはありますが、当時はなかったため、休みが取れなかったり時間が作りにくかったりする忙しい人に重宝されました。
これから先もさらなる進化で私たちを驚かせてくれることでしょう。
私たちの身近な存在になったオンラインカジノですが、悪い噂もあります。
オンラインカジノはイカサマだ、オンラインカジノは不正ばかりだなどの噂がありますが、これは歴史をみれば本当のことがわかってきます。
オンラインカジノが誕生した当時は、賞金や勝利金の未払い、イカサマ操作、夜逃げなどプレーヤーを苦しめる悪質なオンラインカジノが多く存在していました。
これらの悪質なオンラインカジノはライセンスを保有せずに運営を行なっていたのです。しかし、時代が変わるにつれて不正への取り締まりが強化されていきます。
またプレーヤーのリテラシーも上がっていき、ライセンスを証明できないオンラインカジノでプレーする人が減った結果、そのような悪質なオンラインカジノは淘汰されていったのです。
オンラインカジノ誕生当時には、悪質なオンラインカジノが多数存在したということから今でもそのような噂が残ってしまっている状況です。
しかし、オンラインカジノ誕生当時と今を比較するとライセンスの審査基準も年々厳しくなっています。当時と比較すると考えられないくらい安全性は向上しています。
そんな現代でも少なくはなりましたが、悪質なオンラインカジノは存在しています。
取り締まりが厳しいため、すぐに摘発されるのですが、摘発されては悪質なオンラインカジノが誕生するということを繰り返しイタチごっことなっています。
そんな悪質なオンラインカジノから身を守るには歴史から学びましょう。
ライセンスを確認すれば良いのです。
ライセンスの発行を受けていない悪質なオンラインカジノであれば、ライセンスを証明することができません。もっと悪質な場合には、ライセンスを偽装している可能性も考えられます。
その場合には、発行国を確認すれば大丈夫です。
ライセンス発行国が本当にそのオンラインカジノにライセンスを発行しているかを調べればわかります。
今では、悪質なオンラインカジノをしっかりと見分けられる時代なので騙されないように気をつけてオンラインカジノを楽しみましょう。
オンラインカジノは誕生から、まだ30年経っていません。
それなのにも関わらず、短期間で大きな進化を遂げてきました。
これからの時代ではVRと連動して実際にカジノにいる雰囲気も楽しめるかもしれません。また、モバイル版が登場するまではこんなに気軽にカジノができるなんて誰も想像しなかったことでしょう。
今では想像もできない新たなサービスが、近い未来に登場するはずです。
これからもオンラインカジノの進化には目を離せません。
